独立時に有効な行動指針の説明をもとめた結果として、コーチングで逆に質問されたことがあります。

もしも起業に成功した場合、明確な狙いがあり実現のために行うべき内容を即答できるか否かです。

頭が真っ白になり黙りこむと、コーチングのために時間を割いてくれた人は柔らかい表情で一言だけ話しました。

独立で最も必要になるのは資金でも人脈でもなくて、無邪気な顔で堂々と打ち明けられるだけの目標である旨です。

潤沢な資金があるほど起業してからの行動に幅が生まれますが、確固たる狙いがなければ無駄遣いしたことすら自覚できず先細りする事実を突きつけられました。

最小限の蓄えで独立しても、目的に従いながら仕事すれば収益が増えていき結局は規模が大きくなる説明を聞いて納得できました。

考え出した信念に忠実でありさえすれば、自然的に結果が伴い資金が膨らんでいくのは目に見えているからです。

顧客の数は起業した時点で多いに越したことはない一方で、関係性を維持するためには不断の努力が必要です。
独立した張本人が長い目で物事を考えていなければ、途中で辻褄が合わなくなり顧客が離れてしまいかねません。

他方で固定客が初めから少ない状況であるのは、より一層いただけないと考えていました。
ところが、コーチングでは正反対の結論が示されました。

取引相手が納得してくれるだけの目標があれば、能動的な起業者に傾倒したくなるだけでなく前向きな評価が広まり新規の顧客も存在するという教えを受けることになります。

コーチングが終わるころには、何よりもまず目的づくりが大切なのだと信じる気持ちが生まれていました。